腰部脊柱管狭窄症手術のリスクとは?治療院で改善するケースも
腰部脊柱管狭窄症手術を考えている人は、これはリスクも高い手術であることをしっかりと認識しておく必要があります。 手術のメリットばかりに目を向けず、リスクも十分に検討してから手術するかどうかを決めましょう。 たとえ手術が成功しても、腰や足のすべての不快症状が消えるとはかぎらないことも覚えておきましょう。 また手術のためには、長期間の入院と静養が必要です。会社や家族への影響をよく考えたうえで手術をうけるかどうかを決断するようにしましょう。 腰部脊柱管狭窄症とはどんな症状? 腰部脊柱管狭窄症は、、脊柱管を構成している様々な組織が変形することで脊柱管の中にある神経が圧迫される疾患です。 具体的な症状として、足や腰に痛みやしびれ、違和感などがおきます。 腰部脊柱管狭窄症の症状が強くあらわれるのは歩行時です。座っているとき、寝ているとき、からだを前かがみにしているときには、痛みはほとんどありません。 この疾患では、歩き始めたときは軽いしびれを感じる程度でも、歩いていくうちに足の痛みが次第に強くなるという大きな特徴があります。し かし症状がひどくなると、ただ立っているだけでも足に疼痛があらわれることがあります。 どんなときに手術を選ぶのか 腰部脊柱管狭窄症の治療では、最初は保存療法を試します。医師が手術を勧めるのは、保存療法で症状がほとんど改善しないときだけです。 手術にはリスクがともなうため、できれば保存療法が望ましいと考えられています。 保存療法は、日常生活の動作の注意と痛み止めの薬物療法が中心です。 普段の生活での注意点とは、腰を反らせる動作を避ける、長時間歩くことを避ける、腰にコルセットを装着する、杖や手押し車を使うなどです。合わせて痛み止めの消炎鎮痛剤を服用したり、強い疼痛をおさえるための神経ブロック注射を打ったりします。 こうした療法を2、3ヶ月続けても症状が改善しないとき、はじめて手術が検討されるでしょう。 腰部脊柱管狭窄症の手術のメリット 腰部脊柱管狭窄症の手術では、腰椎の骨の狭くなった部分を広げて、神経の圧迫を解消する方法がとられます。狭くなっている腰椎の椎弓という細い骨や、内部の肥厚靭帯を取り除くことで、神経の通り道を広くすることができます。 手術の最大のメリットは、症状の原因を根本から取り除くことができることです。 手術後は脊柱管狭窄症が同じ箇所で再発するケースは低いでしょう。また術後は腰がより自由に動かせるようになるため、日常生活で活動の幅を広げることもできます。 腰部脊柱管狭窄症の手術の注意点 腰部脊柱管狭窄症の手術は、高度な外科技術が求められるむずかしい術式です。手術がうまくいくかどうかは、担当医のテクニックによって大きく左右されます。 病院を選ぶときは、この症例の手術経験豊富な医師がいるところを探すことが大切です。 手術は成功しても、痛みやしびれが残る可能性があることを覚えておきましょう。 長期間圧迫されたことで、神経が傷ついたり変形したりしていた場合は、手術をしてもすべての症状をとりのぞくことはできないからです。 腰部脊柱管狭窄症の手術をうけると、会社や家事を患者は長期間休まなければいけません。 手術を決意するまえに、会社や家族の理解を得ておくことが大切です。 整体などの治療院での治療を試してみる 手術しかないと医師から言われていたのに、整体の施術を真面目に受けていたら手術が必要なくなった!そんなケースもあります。 整体やカイロプラクティック院の中には腰部脊柱管狭窄症の治療を得意としているところもあります。 手術はしたくない、他の手はないのか・・と途方に暮れてしまっている方は一度相談してみるといいでしょう。
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